50年前の暮らし

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この方は、秋田県協和町で田舎暮らし体験塾を運営している自在屋の川井さんです。
高校卒業後、秋田を離れて都会で働いてから、早期定年退職された後に、再び故郷の協和町に戻られた川井さん。
田舎体験塾を開いて、かれこれ20年になるそうです。

私がこの場所と出会ったのは、15年も前のことでしょうか?
子ども達の習い事のグループで、東京から遊びに来た弟家族と一緒に、はたまた私のママ友と・・・。15年の間に私達家族は何度こちらにお邪魔したことか?
私も家族にとっても、そしてまた一緒に訪ねた人達にとっても、大好きな秋田の良さを感じる場所です。
何故?

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かつては馬小屋が家の中にあったというまがり屋の家。広々していて風が通って気持ちが良い。
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緑豊かな近所の畑や川を散策。色々な発見があります。今回は、桐の花が咲いていました。
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囲炉裏にカマドで炊いたおこげのあるごはんで、手作りのだまこ鍋を作る参加型の体験塾。大人でもワクワクします。
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山菜など地元で採れた季節のものを、素材の味を生かしながらお料理してくださる奥様。身体に良いお料理を、美味しくお腹いっぱいいただける場所。蕨に串に刺したイワナ。だまこ汁。お料理が朴の葉に乗せてあります。
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川井さんの畑で育てた小豆と大豆の寒天料理!もみじの若葉が散らされて新緑の香りたっぷり。

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「昔は良かった。50年前の暮らしに戻ろう!物は少なかったけれど、皆で助け合い、自然の恵みに満たされて、とても豊かに暮らしていた。」と提唱する川井さん。
天井の高い昔ながらの家で、夏はクーラーなど使わずイタドリのすだれを窓に掛けて、風を通して涼み、冬は囲炉裏の暖をメインに暮しているという。寒ければ、どてらを着れば良いと言い切る潔さ。
15年前に出会った頃、川井さんは今よりふっくらされていたと思いますが、田舎暮らしを続けるうちに随分スマートになられて、顔艶も良くどんどん若返っているようにお見受けします。
自然の懐に抱かれて・・・70代にはとても見えません!

最後におまけの写真。葉っぱに花が咲く珍しい木。「花いかだ」というそうです。今回一緒に自在屋さんに行った方が、体験に感動して紹介者の私にプレゼントしてくれました。
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by fukidayori | 2014-06-01 22:34 | 秋田 津々浦々 | Trackback | Comments(0)
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