県南行ってきました。その①

秋田南部にある横手市、湯沢市あたりのことを、地元では「県南」と呼びます。
中川原さんが住む横手市金沢地区も、寿次郎を営む佐藤幸一さんが住む湯沢市川連地区もともに県南。
奥羽山脈近くの雪が多い地域ですが、何となく言葉も人のたたずまいもおっとりしていて魅力的に感じられるところです。
水田に水がはられて、鏡のように見えるのはこの季節の風物詩。小高い丘の上から見ると絶景です(この日は少し曇っていましたが)。
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まずは、中川原さん宅へ。今日も猫ののんちゃんが遊びに来てくれました。いつ会っても綺麗なそして静かな猫ののんちゃん。この日は、ふかふかのお腹を出して転がって見せてくれました。なのに・・・私にはちょっと警戒している表情007.gif仲良くなりたいのになぁ。。。という下心がいけないのでしょうか?
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目を床の間に移すと中川原さんが編まれたかごに奥様が作ったスターチスのドライフラワーが飾ってあります。奥様は、こだし編のかごは、花を綺麗にドライにするのだとおっしゃっていました。確かに風通しが良いですよね。これは奥様のために編まれた花瓶なのでしょうか?優しさにあふれていて、素敵です。
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近くの金沢神社の麓の公園に山ツツジが沢山咲いていました。目立つけれどきつくない色のオレンジ。
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お昼は、「くらを」さんで。羽場麹店のご夫婦が、勇駒さんの蔵跡を使って経営されているレストランと聞きました。
羽場麹店は、全国規模で有名な麹屋さん。喜助味噌を始め、三五八(塩麹のようなもの)など私が大好きなものを沢山取り揃えているお店です。
少し前にレストランを始めたと言うので、是非行ってみたかったのです。
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みそ醤油ソフトもとても魅力的でしたが、まずは「くらをのランチ」を。
かつての酒蔵は、少し暗めだけれどしっとりして落ち着いた雰囲気。テーブルの脇には、「サラダバー」ならぬ「がっこバー」がありました。楽しい趣向です!
「がっこ」というのは、秋田弁で漬物のこと。いぶりがっこもがっこの一種ですね。こんなおかめさんの小皿にがっこを取ります。
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のせたのは、いぶりがっこにシイタケの漬物、玉ねぎの酢漬けに野菜の三五八漬け、セロリの漬物・・・。まだまだ沢山の種類の漬物があり、サラダ感覚でサクサク食べれる感じでした。
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いぶりがっこが、美味しかったので、羽場麹店の若奥様に秘密?を聞きましたら、こちらのがっこは、麹で漬けているのだそうです。柔らかくてでも歯ごたえがあって、美味しかったです。是非また買いに行きたい。一緒に、かつて試食してから忘れられなくなった羽場麹店の三五八買ってきました。
試食した時は、ミネストローネでしたが、スープのだしの味が三五八だけと聞き「うっそ~!」と思ったのですが、家に帰って野菜スープを作ってみると、あの時の味を彷彿とさせられるような?ものが出来上がりました。麹の力、恐るべし!すごいです。県南は、秋田の中でも特に麹文化が発達しているところと聞いています。
レストラン「くらを」で働く女性たちは、若奥様始め、皆さん色白の美人さん揃い。肌も麹で美しく保たれている・・・ということなのでしょう037.gif

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羽場麹店のいぶりがっこと三五八。美味しいお米に綺麗な水を使っているから、美味しい麹ができるのでしょうね。
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by fukidayori | 2015-05-26 23:13 | 秋田 津々浦々 | Trackback | Comments(0)
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