脳はバカ、腸はかしこい !

面白い本を見つけました。
『脳はバカ、腸はかしこい』
藤田絋一郎著 三五館
脳はバカ、腸はかしこい !_f0319699_22352646.jpg
サブタイトルに、腸を鍛えたら脳がよくなったと書いてあります。
著者は、免疫や伝染病の第一人者。

この頃、腸揉みとか、腸活なんて言う言葉を良く聞くようになりました。腸内フローラの存在も。

脳内にある幸せ物質であるセロトニンやドーパミンが腸で作られて、腸内細菌で脳に運ばれていることを聞いたら、腸が元気でいることがいかに大事か身にしみます。

ユーモアたっぷりの少し辛口の語りで、分かりやすく脳と腸について説明してくれているので、あっと言う間に読んでしまいます。

脳はストレスを受けると、身体が必要とする以上の糖や脂を摂取したがるのですが。。。(いわゆる無茶食い、大食い)。それを簡単にはやめられない。美味しいものを身体に良い悪い関係なく、いつも食べたいと言う欲求をコントロール出来ない脳に対し、腸は、消化出来ない食べものが入って来たら、下痢をして排出し、身体を守る力がある。
欲しいものを、どこまでも食べたがる脳のことを、脳の暴走と、表現していました。これも、脳はバカ、腸はかしこいと言うタイトルを付けた理由のひとつのようです。

この本を書いていた時に、寄生虫学が専門の著者の藤田先生は、腸に6代目のサナダ虫「ほまれちゃん」が卵から孵って住み着いたと喜んでいらっしゃいました。
統合療法的な身体の見方を知りたい方には、分かりやすい入門書だと思います104.png

by fukidayori | 2017-05-12 22:28 | 健康 | Trackback | Comments(0)
<< 五月の風 漆人五人衆 展示会に行って来ました! >>