本の紹介

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タイトルなかなか凄いですね。
本屋さんの新刊コーナーで見つけて、図書館で借りて来ました。

山口氏の言うオッサンとは主に現在50代半ばから60代半ばの世代。大学がレジャーランドと揶揄された時代に学生生活を送った人々が、組織のトップに就いている現在、情け無い不祥事を起こす事件が多すぎないか。日本が停滞している原因には、この世代の無能ぶりと、実学重視で学びを蓄えてきたにもかかわらず、上に立てつけずにオッサン世代に追従している下の世代のあり方にあるのではないかとのこと(かなりざっくりですが)。

はい、私もまさにオッサン世代です。

山口氏の示した処方箋、色々書かれていました。人生を100年と捉えて、25年ずつ4つに区分し、25歳から50歳までの壮年期過ごし方が、その後の人生の充実期(50歳から75歳)に大きな違いをもたらすと言っています。
劣化するオッサン世代は、壮年期の仕込みが足りなかった訳です。学び経験を積み、時に失敗しながらまた立ち上がって努力すること、自己研鑽を続けてこそ、次世代を正しく導くリーダーになれるというのですね。
老後は、75歳から100歳だそうです

若い人達は、年長者を批判しにくいことを肝に銘じて、自分の中の劣化したオッサンと向き合わないと。。。106.png山口さんありがとうございます。

随所に古今東西の銘文が引用されていました。

詩人サミュエル・ウルマンの有名なフレーズ
「青春とは人生の在る期間を言うのではなく、心のありさまを言う。優れた想像力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯えをしりぞける勇気、安易を振り捨てる冒険心、これを青春と言う。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて人は老いる。」『青春』から
が、最初と最後に2回引用されていました。
含蓄のある言葉ですね。

次は、山口氏が書いたビジネス書大賞の準大賞を受賞した『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』を読んでみたいです。

by fukidayori | 2019-05-08 11:42 | 本、絵本 | Trackback | Comments(0)
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