夫の実家近くに道の駅があり、その奥にレストラン「かわかぜ」があります。
レストラン前のロータリーに、復元された小鵜飼船が飾ってありました。最上川を使って、米を運んでいた船です。 結構立派な船に見えますが、実際の姿はこんな感じだったみたいです。帆は、むしろでしょうか? 帆に風を受け、櫂で漕ぐ3人乗りの小さな船。重い米を載せた船は、最上川がぐるりと蛇行した所で時々転覆したそうです。大江町の難所の山の上には、大明神と呼ばれる祠が建てられています。 水郷大江より最上川をさらに下った所に大石田町があります。この町も、船の輸送中継地として栄えたところ。 江戸時代中期、戸田安右衛門さんという近江商人が、行商の末、大石田に移り住み、商売を始めたのが、山形村山地方でのみ展開している菓子店うろこやの始まりだそう。 大江には、京都の商人が移り住み、大石田には、近江商人が来たと言う、、、。山形は商売上手な県として、一目置かれた存在ですが、最上川を使った流通経済が、全国から商人を呼び込み、商売のノウハウが伝授されて来たからかも知れませんね。そこには北前船の存在も欠かせません。 菓子店のうろこやさん、ファンです。 高級志向というより、庶民的ですが、品数豊富で、店舗がある街の文化的背景をモチーフにした和菓子、創作洋菓子、生ケーキ、お煎餅などが販売されています。 店舗は大石田本店。河北町谷地店、寒河江店、東根店とオンラインのみで、他では購入出来ません。 お店の方の接客サービス、ソフトかつ丁寧で良いですよ。 コロナ前は、試食も豊富でした。 包装紙も大好きで、今回谷地店ではお願いしていただいて来てしまいました。店舗ごとに柄が違う所も素敵なんですよね。 寒河江店の包装紙(包んである形で失礼)。 谷地店の包装紙。 紙袋は、明治か大正時代の国からの菓子製造許可証(かな?)が印刷されています。 谷地店の包装紙に、お気に入りの俳句、短歌がありました。 「眉(まゆ)はきを 俤(おもかげ)にして 紅花(べに)の花」 芭蕉 「行く末は 誰(た)が肌ふれむ 紅の花」芭蕉 「最上川の 上空にして のこれるは 未だうつくしき 虹の断片」茂吉(斎藤茂吉)
by fukidayori
| 2022-08-14 14:31
| 旅
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