蒲田での一日 和食 巴

同窓会は一次会だけにして、仕事で会に出席出来なかったCちゃんと密会102.pngCちゃんお勧めの蒲田の『和食 巴』さんに行きました。

Cちゃんは、築地に魚河岸があった時代に、場内で親御さんと魚屋をやっていた方。美味しい食べ物詳しいんだと思う。
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こぢんまりしたお店。ご主人は、京都下鴨糺の森にある『吉泉』や、銀座『小熊』他で厳しい修行を受けて来た方。ちょっと緊張してカウンター席に座ります。

印象に残ったお料理紹介します。

◎鴨葱クレープ(私の勝手な命名です105.png
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九条ネギ入りクレープに、焦げ目がついた鴨肉と九条ネギを巻いていただきました。鴨肉とネギの素材の味と香ばしさが、噛み締める度に口の中に広がりました。

◎お刺身
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明石の鯛にいくらをのせて。柚子の皮のすりおろしかけ。細く刻んだ昆布と一緒に食して、繊細な味を楽しみます(刺身には醤油という常識を覆します)。

◎弓豚ステーキ、山形秘伝豆添え
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美味しい豚肉と言ったら、山形平牧金華豚と思っていましたが、茨城の弓豚さん、柔らかくて味も素晴らしく金華豚が負けちゃうんじゃないかと言う品でした。付け合わせの大豆秘伝は、秋らしいほくほく感を、お腹にもたれさせず楽しんでもらうために添えたと、ご主人の話。

◎土鍋で炊いたつや姫 梅ソース乗せイワシで
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夫が山形の出身ですから、「つや姫」も「はえぬき」も親しんで来ましたし、地元でも特別の仙北産「あきたこまち」や、美味で有名な新品種の「さきほこれ」も、食べました。でも、東京蒲田でいただいたこちらの土鍋で炊いたつや姫、とてもとても美味しかったです。粒がしっかりしていて、噛む程味が出る上品なお米。プロの味に脱帽。

◎デザート 栗あん汁粉
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栗あんのお汁粉。栗の味が広がって優しい味。秋から冬に良い甘味です。

巴のご主人は、一皿一皿、こだわりつつ丁寧に作って下さっていて、思いが伝わって来ました。季節感の表現も、センスが良いし、器も大切にしていて、そこも私は嬉しかったです。

Cちゃんと会うのは、久しぶりですが、気持ちはあっと言う間に高校時代に戻りました。美味しいものを食べながら、次から次へと話題は尽きず、夜は更けて。商店街のノスタルジックな街灯が素敵な蓮沼の駅まで見送りに来てくれて、ありがとう。
秋田にいるから、同窓生とはなかなか会えないのだけど、皆んなが集まりを楽しんでいる理由が良く分かりました。そういえば、父も晩年まで精力的に同窓会に出ていたっけ。

by fukidayori | 2023-10-05 21:45 | 友人・知人 | Trackback | Comments(0)
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