図書館で借りて来た新刊書

夫が図書館で借りて来てくれた新刊書、『ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか』を読みました。
著者は、冨山和彦氏。
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ホワイトカラーがたくさん存在する都市部のグローバル企業では人余りが生じ、一方でローカル企業では人手不足が続いている現状を分析し、今後はホワイトカラーに属する人々は、地方のエッセンシャルワーカーとして働くことを提言していました。

エッセンシャルワーカーとは、この本の説明では「代表的な職種として、医療、介護、交通、インフラ、物流、公共サービス、小売、農水産に従事する人々」だそうです。
地方に存在する仕事のほとんどじゃない、と思いました。強いて言えば、保育従事者が抜けているかも。

今は、賃金が低く、効率化が進んでいない地方のエッセンシャルワーカーが、さまざまなテクノロジーを駆使して、高付加価値の仕事をするように促し、いわばアドバンストエッセンシャルワーカーともいえる層に成長していくことを、冨山氏は提言されていました。

人余りのホワイトカラー層が、付加価値を付け、生産性が上がったアドバンストエッセンシャルワーカーに移っていくことで、労働力のバランスもとれるというもの。付加価値を付けるためには、DXCX が必須らしいです。

非常勤ながら、地方でエッセンシャルワーカーとして働いている身としては、DXデジタルトランスファーメーション、必要だと思います(自分が出来るかどうかは別として)。その前に、何より経営サイドのCXコーポレートトランスファーメーションが必要では。。。(これがまさに地方のネックですから)

後半に、年代別の個人の付加価値の付け方を述べてくれています。今の時代に何を勉強しておいたら良いのかをかなり具体的に教えてくれていて、大変参考になりました。

令和版のシン学問のススメとして、冨山氏が力を込めて著した書籍。Amazonでは、売り切れが続いているようです。

ちらっと内容を知りたい方は、こちらへ
NHK出版デジタルマガジンより

by fukidayori | 2024-11-02 21:53 | 本、絵本 | Trackback | Comments(0)
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