梅雨真っ盛りのはずの7月初旬・・・ですが、秋田では少しだけ梅雨のジメジメ度が低い。真夏ほどではないけれど、暑い日がありながら、朝晩はしっとりした寒さ?に包まれる。この季節が、かつては大嫌いだったのですが、ここに住んでから好きな季節となりました。
なぜって。。。紫陽花が楚々と綺麗に咲いてくれるから。 アナベル レースを連想するような繊細さ。葉っぱも柔らかく紫陽花らしくない。 毎年7月第一土曜日の夜に集う『蛍の鑑賞会』。今年も伝え聞いて、参加させていただきました。 人里から数百メートルしか離れていない蛍の住む小川は、20メートルくらいの高さもある木々に囲まれた里山の麓にあります。 灯りが全くない暗闇の中、カエルの鳴き声だけが響く谷。ぐわっぐわっぐわっ・・・。 田んぼのわき道から目を凝らして林を見つめると、ふわーっと優美に飛び交う蛍が見えてきました。 今の季節に飛ぶのは、ゲンジボタル。比較的大きな光の点が、十数メートルの高さの空を舞います。自分がいるところがどこなのか一瞬わからなくなる夢と現実が交錯するような静かな時・・・。 ファイヤーパフォーマンス。ヌンチャクのようなものや棒の両端に火を灯して踊る上半身裸の男性がふたり。真っ暗な夜に、そのダンスはとても神秘的で、不思議な世界を作り出していました。 最後はみんなで空を見上げて、星座のさがしっこ。北斗七星はすごく目立ってすぐに見つかりました。 少ししっとりした空気と、カエルの鳴き声、それに幻想的な世界を楽しめた幸せな7月の夜。 #
by fukidayori
| 2014-07-07 22:44
| 季節のたより
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毎年6月には、県内でオープンガーデンが開かれ、美しい庭を拝見できる機会に恵まれます。 タチアオイ今年は、あいにくの雨つづきのオープンガーデンでしたが、いくつか素敵なお庭を散策させていただくことが出来ました。 これは、全く手入れをしていない我が家の薔薇。植えっぱなしですが、随分大きくなりました。 6月になるとこうしてたくさんの花をつけてくれます。丈夫で嬉しい! 憧れていたこの花の苗を見つけたので、早々に購入。一株植えてみました。夏の花・・・ですね。 春と秋の2回花を咲かせます。初夏6月に芳香が漂ったら、それはこの花の香り。 クリーム×白の組み合わせと、ピンク×赤の組み合わせの2種類あるようです。クリーム×白を良く見かけます。 とにかく丈夫な花。挿し木でどんどん伸びてきます。 蔓性なので、家の壁伝いにどんどんはってくる元気もの。申し訳ないけれど、結構蔓を切ってしまっています。 婦人服、インテリアのショップ ローラアシュレイは、この春ハニーサックルをイメージフラワーにしていますね。 素敵な雑貨品をいくつか作っているほか、買い物をした品物を入れる紙バッグにもハニーサックルが印刷されています。 イギリスでも、6月を代表する花・・・なのでしょうか? #
by fukidayori
| 2014-06-30 00:14
| 自然
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これ、何でしょう?梅酒?
薬草としてとても効果があると言うビワの葉。焼酎漬けにして、エキスを傷や虫刺されのかゆみ、はたまた口内炎などに塗ると効くのです。 耳と膝にかゆい皮膚炎があって、このエキスを重宝に使っています。 6月は梅酒作りがさかんなシーズンでもありますね。 スーパーに行くと、この瓶と同じもの。青梅。氷砂糖の大袋。それに焼酎が並んでいます。 久しく作っていない梅酒。また作ろうかなぁ?? 秋田の6月は、それほどじめじめしないので、この季節が少し好きになりました。 ここなら、ジューンブライドも悪くない。 緑が少しずつ濃くなって、夏の入り口。 空を見上げたら、大きな大きな虹がかかっていました。 #
by fukidayori
| 2014-06-08 22:46
| 秋田 蕗だより
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この方は、秋田県協和町で田舎暮らし体験塾を運営している自在屋の川井さんです。 高校卒業後、秋田を離れて都会で働いてから、早期定年退職された後に、再び故郷の協和町に戻られた川井さん。 田舎体験塾を開いて、かれこれ20年になるそうです。 私がこの場所と出会ったのは、15年も前のことでしょうか? 子ども達の習い事のグループで、東京から遊びに来た弟家族と一緒に、はたまた私のママ友と・・・。15年の間に私達家族は何度こちらにお邪魔したことか? 私も家族にとっても、そしてまた一緒に訪ねた人達にとっても、大好きな秋田の良さを感じる場所です。 何故? かつては馬小屋が家の中にあったというまがり屋の家。広々していて風が通って気持ちが良い。 緑豊かな近所の畑や川を散策。色々な発見があります。今回は、桐の花が咲いていました。 囲炉裏にカマドで炊いたおこげのあるごはんで、手作りのだまこ鍋を作る参加型の体験塾。大人でもワクワクします。 山菜など地元で採れた季節のものを、素材の味を生かしながらお料理してくださる奥様。身体に良いお料理を、美味しくお腹いっぱいいただける場所。蕨に串に刺したイワナ。だまこ汁。お料理が朴の葉に乗せてあります。 川井さんの畑で育てた小豆と大豆の寒天料理!もみじの若葉が散らされて新緑の香りたっぷり。 「昔は良かった。50年前の暮らしに戻ろう!物は少なかったけれど、皆で助け合い、自然の恵みに満たされて、とても豊かに暮らしていた。」と提唱する川井さん。 天井の高い昔ながらの家で、夏はクーラーなど使わずイタドリのすだれを窓に掛けて、風を通して涼み、冬は囲炉裏の暖をメインに暮しているという。寒ければ、どてらを着れば良いと言い切る潔さ。 15年前に出会った頃、川井さんは今よりふっくらされていたと思いますが、田舎暮らしを続けるうちに随分スマートになられて、顔艶も良くどんどん若返っているようにお見受けします。 自然の懐に抱かれて・・・70代にはとても見えません! 最後におまけの写真。葉っぱに花が咲く珍しい木。「花いかだ」というそうです。今回一緒に自在屋さんに行った方が、体験に感動して紹介者の私にプレゼントしてくれました。 #
by fukidayori
| 2014-06-01 22:34
| 秋田 津々浦々
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秋田に来なかったら、雪の生活の大変さとともにその静かな幻想的な世界を知らなかった。 秋田に来なかったら、運動会におじいちゃんやおばあちゃんもやって来て、お昼ご飯にみんなでそれぞれの孫自慢をし合いながら、お重箱の御馳走を食べることを知らなかった。 秋田に来なかったら、春は豊富な山菜を取って料理し、秋にはキノコを堪能することを知らなかった。たくさん取ったキノコを自前で缶詰にする習慣があることも。 自己主張あまりしないですね。自分の権利を主張することに慣れ、文句を言うことが多かった私は、ここ秋田に住んで「もっと謙虚になれよ~。」と教えられた気がします。自然のふところに抱かれていると、守られている安心感があるのか、あれこれ細かい対策をたててもどうにもならないことに達観するからか、鷹揚に構えるようになります。 ここで出会った素敵な人々、祭り、手作りのものなどを紹介していけたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。 #
by fukidayori
| 2014-05-28 23:04
| 秋田 蕗だより
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